新型出生前診断(NIPT)は、晩婚化が進み、高齢出産が多くなった日本において大変注目を集めています。
NIPTは、Non-Invasive Prenatal genetic Testing(略称:NIPT)を意味し、妊娠の10週後の任意の期間に行うことができるお腹の中の胎児の染色体の状態を調べる検査です。
妊娠10週からいつでも実施可能な検査で、一般的な染色体疾患(ダウン症など)、その他の染色体疾患、性染色体(XXおよびXY)、微小欠失症などの検査をすることができます。
また、性染色体を検査する際には、赤ちゃんの性別を知ることもできます。
つまり、単一の遺伝子検査をするのですが、これまでは羊水検査が主だったのですか、羊水検査による流産のリスクは0.3%あり、この検査をすることで1000人に3人は流産するリスクがありました。NIPTはお腹の中に注射をして羊水を抽出することはなく、妊婦さんから採血した血液から胎児の遺伝子の検査をすることができます。
海外では保険適用がなされ、90%の妊婦がNIPT検査を受ける国もあります。日本でもこの検査が注目されつつある中、この検査が日本中に広まり、正しい知識と準備をした上で万全の状態で新しい命の誕生を迎える環境整備がなされるべきだと我々は考えます。
そのために国会議員、厚生労働省、医師会、病院、クリニック、検査会社など様々な立場の方々と意見交換をしながら、妊婦さんと新しく生まれてくる子供たちのために活動してまいります。